Dear Father of Heaven 〜自由と我が儘とは紙一重?〜

大型連休だから、みんな気が緩むんだよな。

コロナ禍の中、都知事や府知事の他各県の知事達が、今回の大型連休はステイホームで過ごして欲しいと呼び掛けているが、人の出はあちこちの観光地でいっこうに減る気配がないよ。そして、毎年必ずと言っていいほど交通事故などで死者が出るね。その点、そもそも出無精な自分は、ましてやコロナ禍でもあることから、家にいて大好きな映画鑑賞をしたり、食より好きなドラムを叩いて、何も不満を感じず過ごすのがご存知の通り定番だよ。今の時代は、曲を演奏してYoutubeにアップできるので、自分にとってこんな至福の時はないしね。だから、ある意味では、それで満足できている自分は、安上がりな趣味を持って〜幸せだな〜と思っているよ。もし、自分も、例えば、旅行が趣味だったりするアウトドア派の人間だったら、皆さん同様、この陽気に誘われて少なくてもドライブとか出かけていたに違いないからね。まあ、1年以上もマスク着用と色々な生活上の制限を受けてるんだもんね。ただだよ、気が緩むのは仕方がないとして、周囲の人達に迷惑かけ過ぎるのは如何なもんかと思うけどね。どうだんべか?

自由を謳歌するのと我が儘に振る舞うのは違うよね?

そういえば、あなたは、自慢げに笑って言ってたよね。小学校から飛び級で高校の予科に入る入学試験で、「自由と我が儘とはどう違うか。」って作文で、夢中になって自分の意見を書いたとね。自分の思うように好き勝手に行動するのが「自由」なんじゃなくて、常に周りの他人を思いやって時には自分の行動に制限をかけねばならない、その不自由なのが本当の「自由」なんだってね。だから、自分の欲望に任せて自由気ままな行動を取るのは、真の「自由」ではなくて、それは「我が儘」に過ぎないんだとね。あなたのその言葉は、いつも自分の心の内にあったよ。そして、何かする時の行動指針になってたんだよ。人間は、何においてもバランス良く振る舞うのが、ベストかどうか分からなくてもベターなんだとね。ありがたいと思って肝に銘じてたよ。それは、こうしていても変わらないよ。そう思ってニュースを見ると、春山登山に行って遭難そして滑落の後に死亡という記事が飛び込んでくる。「なんでだ〜っ。」て思っちゃうよ。正直、少し寒気が緩んで来るこの時期、雪崩が起きたって不思議じゃないだろうから、「死にに行くようなもんじゃないの?」って、疑問符しか浮かんで来ないぜや。本人達は雪山でも自信があったんだろうが、でも、こうなる可能性があったことは当然に予測できたんだから、「やっぱ無謀だったんじゃねーがい。」とね。その上に、警察の捜索隊だって危険に晒してしまうんだから、「これは自制すべきことなんじゃねーがい。」。家族だって悲しむ結果になったんだしね。いくら好きでもこんな行為は、「やっぱ、自由な行動じゃなくて、まさに我が儘そのものなんじゃねーがい。」。どう思うべが?